20kgの米は、たいていの家庭で食べ切る前に味が落ちます。
農林水産省は、精米(白米)の保存の目安を約1ヶ月としています。ところがふるさと納税の米は10kgや20kgが主流で、寄付額あたりの量で見ると20kgのほうが有利に見える。この2つが噛み合っていません。
農林水産省「お米はどのくらい保存できるのか教えてください。」 / 2026年9月2日確認1ヶ月で何kg食べるのかを先に数える
農林水産省の資料では、国民1人あたりの米の年間消費量は2016年度で54.4kgです。1962年度の118.3kgをピークに、一貫して減り続けています。
54.4kg ÷ 12ヶ月 = 約4.5kg
1人が1ヶ月に食べる米の量。農林水産省の年間消費量(2016年度)から算出。
この4.5kgを世帯人数にかけると、1ヶ月で消費する量が出ます。
| 世帯 | 1ヶ月の消費量 | 10kgは何ヶ月分 | 20kgは何ヶ月分 |
|---|---|---|---|
| 1人 | 約4.5kg | 約2.2ヶ月 | 約4.4ヶ月 |
| 2人 | 約9.1kg | 約1.1ヶ月 | 約2.2ヶ月 |
| 3人 | 約13.6kg | 約0.7ヶ月 | 約1.5ヶ月 |
| 4人 | 約18.1kg | 約0.6ヶ月 | 約1.1ヶ月 |
保存の目安が1ヶ月であることを踏まえると、答えははっきりします。二人暮らしなら10kg、四人家族なら20kgがちょうど1ヶ月分です。
一人暮らしで20kgを頼むと、食べ切るのに4ヶ月以上かかる。最後のほうは、寄付した時点の米とは別物になっています。
平均値なので、自分の家の実測が優先
54.4kgはあくまで全国平均です。外食が多い家庭ならもっと少ないし、育ち盛りの子どもがいれば多くなります。
正確に知りたいなら、いま買っている米の袋の大きさと、なくなるまでの日数を思い出すのが早い。5kgを1ヶ月で使い切っているなら、月5kgがあなたの家の実測値です。
それでも大容量を選びたい場合
寄付額あたりの量で見れば、20kgのほうが有利なのは事実です。味の落ちを許容してでも量を取りたいなら、選択肢はあります。
- 定期便を選ぶ。同じ20kgでも、5kgずつ4回に分けて届く
- 玄米で受け取る。玄米は白米より保存性が高いとされる(ただし精米の手間がかかる)
- 保存条件を整える。次の項目の通り
届いた米をどう置くか
農林水産省が示している条件は、10〜15℃の低温、湿気が少ない場所、直射日光を避けること。そして冷蔵庫内は乾燥しやすいため、ペットボトルなどに入れるか野菜室での保存が推奨されています。
台所の床に袋のまま置くのは、夏場は特に良くありません。
結局どうすればいいか
- まず1ヶ月に何kg食べるかを数える。目安は1人あたり月4.5kg
- その量に近い容量を選ぶ。二人暮らしなら10kg、四人家族なら20kg
- 量を優先するなら定期便で分けて受け取る
- 届いたら野菜室か、10〜15℃の暗い場所に置く
ほかのポータルでも探す
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